一条工務店で建てた家に住み始めてもうすぐ2年経過する、ディーンです。
この記事では、
・一条工務店で契約しようか悩んでいる
・「あれ、こんなはずでは…」と後悔したくない
・結局、いくらくらいなの?
このような疑問や悩みがある方にとって有益な情報です。
1 一条工務店の坪単価は高い!その理由とは?
ズバリ、一条工務店の坪単価は?
結論を先に言うと、一条工務店の坪単価は、
65万~90万円です。
そうか、一条工務店の坪単価は、65万~90万円か。
じゃあ他のメーカーの坪単価でも探すとするか。

とりあえず一条工務店の坪単価を知りたかった方は別のサイトを探してOKです。
一条工務店の坪単価の仕組みを詳しく知りたい方は、もう少し読んでみてください。
はい、ということで、一条工務店の坪単価は65万~90万ということですが、なぜこんなにも幅のある金額でしか伝えることができないのか詳しく紹介していきます。
①こんなにも幅がある理由
②足し算(オプション)の仕組み
③得なのか損なのか
④一条工務店の坪単価が高い理由
①一条工務店の坪単価に幅がある理由
幅のある理由を一言でいうと、
65万円に足し算されていくからです。
ここでいう足し算とは、オプションのことを意味しています。
オプションとは、家を建てる際に、付け足したい機能のことです。
大前提として、一条工務店の最低坪単価は65万円ほどです。
2018年度住宅金融支援機構の調査によると、注文住宅の平均坪数は約38坪だそうです。
平均をもとにして一条工務店の住宅を建てた場合
1坪65万円×38坪=2470万円です。
じゃあ一条工務店で家を建てるなら、2470万円あれば建てられるってことね。

はい、建てることは可能です。
ただし、床暖房と太陽光発電など、一条工務店イチ押しの機能はありません。
一条工務店といえば、全館床暖房と太陽光発電じゃん。
それがないって意味なくね?

ですよね。やはり床暖房、太陽光はほしいですよね。
だから足し算していくのです。

上の写真のように、我が家はセゾンタイプで家を建てました。
ちなみに我が家の総坪数は、約40坪です。
単純に考えると、1坪65万×40坪=2600万円で建てられる計算になりますが、
実際は、1坪85万円×40坪=3400万円でした。
その差なんと、800万円。
「家は、性能」をキャッチフレーズにしている一条工務店。
こちらの記事でも紹介したように、全館床暖房や太陽光発電、換気システム、トリプルサッシ(窓)など、一条工務店には魅力的な機能がたくさんあります。
しかし、これらの中には、標準(最初からついてくる機能)とオプション(有料でつける必要がある機能)が存在しています。
施工主(家を建てる人)がオプションを付け足したいと思う機能が人によって差があるため、これだけの差があるということです。
②足し算の仕組み
仕組みはいたってシンプルです。
【我が家の場合】
床暖房をつけたい→最低坪単価65万円に+2万
太陽光発電をつけたい→最低坪単価に+3万円
この足し算だけで、+5万で70万円です。
+5万って大したことないね。

いえ、仮に38坪の家を建てるとなると、
オプションなしの場合:1坪65万×38坪=2470万円
+5万円した場合:1坪70万×38坪=2660万円
その差、190万円です。
このような足し算の仕組みで、坪単価は大きく変化していきます。
ちなみに我が家の足し算(オプション)で一番驚いたのは、網戸です。そう、あの網戸です。


一条工務店では、網戸は標準でついていません。そのため、オプションを付けます。
網戸って普通、最初から(標準で)付いてるものでしょ。と思っていた僕にとってはなかなかの衝撃でした。
ちなみに、僕が建てたときの網戸の坪単価は0.3万円(3000円)でした。
我が家は40坪なので、40坪×0.3万円=12万円
網戸で+12万円(笑)
こんな感じで、足し算(オプションの追加)をしていった結果、
我が家の坪単価は、85万円となりました!

結構、削ったつもりでしたが、このような結果となりました。
③得なのか損なのか
確かに、坪単価は高いです。しかし、結論からいうと
得です。
いやいや、めっちゃ高いじゃん。どこが得なの?
という声が聞こえてきます。確かに高いと思いますが、
長い目で見ると、得です。
長い目とは、長い期間が経てば経つほどという意味です。
例えば、太陽光発電は、もっとも高い足し算(オプション)ですが、長い目でみると、電気代がお得になります。
また、外壁(家の壁)の塗装についても、一般の住宅の場合は、20年が限界という言われており、塗装料は80万円~120万円ほどにもなります。(参考記事①、参考記事②)
しかし、一条工務店の外壁は選ぶ種類にもよりますが、メンテナンス料は、ほぼかからないという認識でいてもいいかと思います。(参考記事③)
このように、初期費用(最初にかかるお金)は確かに高くついてしまいますが、
長い目で見ると、数年後のメンテナンス費用がかからないという点から、お得ということがわかります。
④【まとめ】一条工務店の坪単価が高い理由
という訳で簡単にまとめると、
一条工務店の坪単価は65万~90万円と高い。その理由は、
👉足し算をしていく(オプションを付け足していく)から。
でも、そのオプションは長い目でみると、お得になる。
ということになります。
オプションには、どのようなものがあるのかについては、今後の記事にしていきたいと思います。
2 一条工務店の家の外観のデザインには限界がある
①一条工務店の種類は9種類






上記の写真は一条工務店公式HPのものです。(6種類の載せました)
一条工務店の種類は2022年2月現在、9種類あります。
この中で、読者さんがお好みの種類(ここでは仮に、アイ・スマート)を選んだとします。
すると、大きさにもよりますが、100棟建てたら100棟が上の写真のような外観(見た目)になります。つまり、外観がすべて似ているということになります。
「私たちオリジナルの外観にデザインしたアイ・スマートにしたい!」というは不可能ということです。
1階部分はアイ・スマートみたいな感じで、2階はブリアール、屋根はセゾンみたいな感じがいいですみたいな発想になるのも分かりますが、同じ一条工務店の中でも、それもほぼ不可能です。
外観をデザインする際には、「この中から選んでください」と型が決まっているからです。
なぜ型が決まっているかというと、一条工務店の住宅全体の価格を下げるためです。
型をある程度限定することで、工場での生産過程において大量生産が可能になり、経費を抑えることができるそうです。
もし、このような手法を取らずに、自由な設計をするとなると、一条工務店の住宅の価格は計り知れない金額になることが予想されます。
そのため、外観がある程度限定的になってしまうことは、金額の面を考慮すると、納得せざるを得ないのです。
②一条工務店の外観の設計には制限がある




「一条工務店の外観の設計には制限がある」
残念ながら僕は、調査不足だったので、契約後にこの事実を知りました。
正直、「おーマジか」と焦りました。
ただ、いろんな展示場を見学して、「我が家は一条工務店一択!」という気持ちだったので、
「制限がある中で、いかに自分たちが納得のいく外観に仕上げていくか」という考え方に早い段階で切り替えることができました。
しかし、「一条工務店にするかどうか悩んでいる」という方にとっては事前に知っておいた方がいい事実ですし、
「家の外観(見た目)にこだわりをもった家を作りたい」という方にとっては、一条工務店はあまりおすすめできないというのも事実です。
例で挙げると、太陽光発電が搭載しずらい、メンテナンス不要の外壁(ハイドロテクトタイル)が採用できない。といった制限がかかってしまうといった制限があります。
僕の妻の話を聞くと2つのことが特にひっかかったそうです。
1つ目は、「ハイドロテクトタイルを選んだ場合は、出窓が採用できない」
2つ目は、「全面がハイドロテクトタイルになるため、単調に見えてしまう」
とのことでした。僕は性能重視なので、全然構わないと思っていたのですが、妻はそこが気になったそうです。
以下がハイドロテクトタイルで選ぶことができる5種類です。

僕たちだけでなく、意外とこれらのことは知られておらず、「一条工務店、思ってた感じと違ってた」といった評判が多いのが現状です。
デザイン重視の方は、特にご注意ください。
③一条工務店は外観よりも、性能を重視する方におすすめ
以上のことから、一条工務店のキャッチフレーズである「家は、性能」の性能に重視する方にとっては、申し分ない機能がたくさんあります。
その反面、外観(家の見た目)をかわいくしたい、理想の外観にデザインしたいなど、外観にこだわりをもった家を作りたい方については、デザインに制限があるため、物足りないと思ってしまう傾向があるようです。
ちなみに僕個人は、性能にこだわりをもっていたので、i-smart一択だったのですが、僕の妻は外観重視だったため、間をとって「セゾンFタイプ」を選んだという経緯があります。
このことは、我が家だけでなく、全国的にそのような傾向があるようです。
男性は性能重視、女性は外観(見た目)重視の傾向があるようです。
④【まとめ】一条工務店は性能重視の方におすすめ
という訳で簡単にまとめると、
一条工務店の外観(見た目)は大きく4種類
外観(見た目)より性能を重視する方におすすめ
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